5話まで着地点がまだ見えないと言われていたドラマ「カルテット」。
私も特に注意していなかったが、6話を妻が視ていたのでふと見かけると、決してイケメンではなく冴えない顔だが演技の巧そうな男が満島ひかりからコンビニ強盗の疑いをかけられていた。
ググると宮藤官九郎だった。脚本だけでなく俳優もできると初めて知った。そして長い回想シーンとなり、妻役の大女優松たか子に劣らぬ演技力で俳優クドカンが出会いから結婚、そして別離までリアルに描かれていた。神回という感想ブログもある。
ここで何故クドカンがキーマンとして出てきたのか?と考えたい。普通の俳優の追加では「カルテット」が崩れるとは言える。4人のカルテットは、男2人女2人の組み合わせで、これはトランプにも通ずる。
トランプの4種類には含まれないジョーカー、そこに選ばれた人こそクドカンではないだろうか?
劇団では舞台俳優としても積み重ねてきた、その演技力を如何なく発揮。ただ競合するカルテットの面々とて、いずれも子供時代から活躍している。松たか子も松田龍平も満島ひかりも高橋一生も。彼らへのジョーカー的存在とすれば、脚本家としても一流な宮藤官九郎、となったのだろう。