オンタイムでメインサイトに感想を書いた。
ここでは1つだけ、1985年のナンバー「RUSSIANS」を紹介したい。
第二次世界大戦後から続いたアメリカとソビエトの東西冷戦。1980年代に入ってそれは更に激化し、20世紀末には高い確率で第三次世界大戦が起こると思われていた1985年、スティングがこの曲をたった独りでぶつけてきた。
格調高く、まさに魂の歌声。
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世界は簡単には変わらない。しかし、この曲は多くの東欧圏の人々を揺さぶり、1989年のベルリンの壁を壊し、ゴルバチョフを動かてソビエト崩壊を導いた、と思う。
今またメキシコとの国境に壁をつくると言うアメリカ大統領。
13年間の沈黙を破って再始動したスティングが、この混迷に対し歌わずにはいられなくなった。