「逃げるは恥だが役に立つ」 6話も絶賛の嵐である。
現在視聴率が良いのは他に仕事系のドラマ(ドクターXやコーエツ)で、ラブコメの分野ではこれが代表格になっている。
そうなると、今後は恋愛ドラマの制作にも昔のようなパターンは厳しくなるのではないか? 例えば昨日登場したチャラいカヲルのカップルはかなり否定的に描かれており、真反対に津崎とみくりが位置し、多くの視聴者も津崎側を応援している。
原案は漫画家によるドラマで、通常のドラマは従来型の脚本を得意とする人がテレビ局に多い。世相を反映して逃げ恥のような作品を発掘しなければならない。かといって電車男やモテキほどではなく、星野源や新垣結衣のようなキャラが合う方向である。
「スカッとジャパン」の胸キュンスカッとのドラマもそれに近い。
次にヒットするものがあるとしたら、今度も性格の良い男女が善玉で、そうでない人が悪玉のラブコメになるだろう。
皮肉なことに新垣結衣を「朝ドラヒロインではダメなのだよ」と散々罵倒したリーガルハイの堺雅人が主演の真田丸を話題性では凌駕している。しかも秀忠を演じる星野と組んで。堺は幸村のような好青年も演じられないことはないが、この方向ではやはり新垣結衣が上のようだ。