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高校教育は兵卒生産所で良いのか?

 「10で神童、15で才子、20歳過ぎたらタダの人」という諺がある。実際そんな感じだ。

 

 ここでカギとなるのは高校教育だろう。15歳までは有望な子供が、20歳になるまでの間にタダの人になる。高校教育は改善の余地があると思うのだが。

 

 年間8千万人の人が生まれ、5千万人の人が亡くなっている中(この数値が世界の総計で毎年同じぐらいになるのも不思議)、10で神童、15で才子の割合を下げないようにしないと、徐々に増えている人口の大部分はただの消費者に過ぎなくなる。

 

 固有の才能を活かす教育体制を小中学校だけでなく高校や大学まで整え、世界で起きている諸問題にどんな時代でも対応できなければならない。

 

 ここで重要なのは、伝統的な知識の詰め込みだけでは新規案件に対して硬直して応じることができず、むしろ能力の向上の方が柔軟性の上では求められる。

 

 今回はここまでにしておくが、私は義務教育の5科目という分け方についてもなぜこんな区分けなのかと疑問がある。例えば経済に関する学問は社会科だけに属すより理科の生物学も関係が深い。食物連鎖を考えれば分かりやすいだろう。政治学は物理学や心理学や歴史学にも絡む。

 

 大胆な教育体制改変案はまたいつか書きたい。