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大室寅之祐やフルベッキ写真の使用はもういいのでは?

  明治天皇の正体が山口県田布施町出身の大室寅之祐だという「異説」を時々みる。

 

 彼の足跡を具体的に追いながら裏付けようとするが、事実からの帰結よりも、先に狙いがあって唱えている。万世一系の天皇という日本の長所の1つをいまいましく思う某国の妬みを背後に感じる。

 

 明治天皇も人間だから長所短所はある。長所にはやはり日清日露戦争での細かな気配りによる将兵の奮起と勝利が挙げられる。とても庶民出身者にはできない。

 

 大室説の論者はフルベッキ写真にも手を出す。西郷や坂本や大久保などが一堂に会しているという集合写真だが、事実はとある学校の記念写真に過ぎず、これに価格をつけるなどインチキ極まりない。読売新聞とて広告があったが。

 

 大室やフルベッキを使うだけで、今までの全てが嘘に見える。全否定される。

 

 そんな私も、様々な異説をここに載っけてはいるが、大室やフルベッキとの違いはというと何だろう。例えば15年周期説から、2001年の宅間守と2016年の植松聖のどちらにも共通性は感じる。ただ彼らは先に日本への敵意がある異説だが、こちらは純粋に新法則への好奇心しかない。