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東京オリンピックの時に地震が起こるか

 今日の時事通信の記事に、太平洋側のプレート同士の歪み等の地質調査から今後30年以内に震度6以上の大地震が起きる確率が更に高まったというニュースがあり、コメント欄に「ますます東京オリンピックなどやってる場合じゃなくなった」という書き込みに多数の賛同があった。


 ここで思い出すのは、このブログの1番目の話題の「東京30年周期説」。明治の時から、なぜか関東大震災や第1回東京オリンピックが絡み東京は30年ごとに変わっているという、1989年発売の「コンサイス20世紀思想辞典」(三省堂)の記事。そこからちょうど30年後、なぜか2020年に第2回東京オリンピックがある。しかし、30年以内の大地震の確率も高いとなると、ちょうどこの時期に重なってしまうのだ。

 東京に魔的なものが関わっていると看破したのは徳川家康のブレーン、天海僧正であり、彼は魔的パワーを封じるため丑寅の方角に上野寛永寺を造ったり、水戸に御三家を置くなどしたが、結局水戸から出た一橋慶喜が最後の将軍となってしまった。

 政治にしろ、プライベートにしろ、魔的なものは結構バカにはできず、ないがしろにすると不可解な偶然でうまくいかなかったりする。逆に天海のように重視して適切な手を打っていけば家康に天下をとらせることができる。天海には元は明智光秀だったという話があるが、もし本当なら本能寺を引き起こした動機も第六天魔王封じだったかもしれないと言える。その後、秀吉が天下を統一したものの跡継ぎ問題で傾き、徳川の世へと移っていった。天海が狙った通りか。

 現代にも、魔に長けた者はいるにはいるだろう。それをどう聞くか難しいところはあるが、耳を傾けるべきほどの者なら、福島や熊本や尖閣少子化などについても、参考にしてみるとよい。そして、2020年に向けては、もう決まったことだから、オリンピック中の大地震発生も視野に入れて、スタジアムの構造をシェルターにもする等、災い転じて福となすぐらいのつもりで臨むべきである。