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ボビーの4分割投資法は真実

  今日のネット記事で、ボビー・オロゴンが大変良いことを言っていた。ちなみにそれは日本の芸人としてではなく、アフリカの貿易商だった父に幼い頃から叩き込まれた投資家としての発言内容である。

 並の経済学よりもよっぽど現実的で有効な「世界4分割投資法」の主要部分をそのまま抜粋する。

>「ボクは世界を4つのブロック(米国・欧州・日本・新興国)に分けて、投資マネーがこれからどこに向かおうとしているのかっていうのを見てるんデス。投資マネーはいつも世界のどこかにあって、より強いところに向かおうと行き先を探してる。それを追いかけるんじゃなく、先回りして仕込むのが、投資の醍醐味じゃないかなァ」

>例えば昨年夏までは欧州がギリシャ問題で混乱する一方、米国経済は強かったので、投資マネーは欧州から米国へ流れた。ところが秋に入ると米国は量的緩和の終了が示唆され、かたや日本では消費増税の先送りが決まった。すると投資マネーが米国から日本へ向かい、そのまま日本株買いの流れになった。

>「そうやって投資マネーは世界をぐるぐる回ってる。価格が上がりすぎたモノは売られるし、下がりすぎたモノは買われる。余っているモノは安くなるし、足りないモノは高くなる。マーケットにはいつもどこかに歪みがあって、そこにエネルギーが溜まっていく。それが一気に爆発すると……Boom! 大きなチャンスになるんデスヨ!」

 私自身は投資はしないが、この4分割論に似たようなことは前々から主サイトの方でも述べていた。上記内容に沿って言うなら、「新興国」が提供する素材を「日本」が高い技術で加工し、最終的に「アメリカ」が消費する。「欧州」は3番目の流通に当たると思うがどうだろうか。

 サーキュラーエコノミー(循環型経済)だと、「素材➡加工➡流通➡販売➡(リサイクル)➡素材」の流れで、新興国から原料➡日本が製品化➡ヨーロッパがブランド(高付加価値)化➡アメリカが大量消費➡リサイクル・・・と回ればなどと思う。

 以上は耐久財関連だが、私は他にも知恵や安全など8分野で循環をまとめており、これも国や地域が該当するのか、現在考え中。

 いずれにせよ、ボビーから良い話を聞いたことは確かだ。