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戦後から現代まで

 循環型経済がヨーロッパ発の新しい潮流であるならば、現代史は次のようにまとめられるのではないだろうか?

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 一番左側は「哲学」の列で、1945年過ぎにサルトルで終わったことは周知の通り。以後、大哲学者は現れていない。次の列は「現代思想」で、これもデリダやフーコ-などのポスト構造主義で終わった。

 

 経済学の列は東西で分け、右側のマルクス経済学は徐々に衰退し1980年代末のソビエト崩壊で終わった。左側の近代経済学は、ケインズ経済学の失敗からハイエク新自由主義が台頭し、1980年代は哲学思想的にも世界中を席巻したが、結局失敗した。

 

 21世紀に入って反・新自由主義の模索がフランスや南米、タイなど世界各地で模索されたが、有効なものが見つからないまま推移した。その間、私はサイバネティックスをタイバネティックスに変えており、一部実現化を目にしたがここでは控えておく。

 

 そして現在、エレン・マッカーサーアクセンチュア等が主導して循環型経済の市場効果を2030年までに4.5兆ドルと試算している。