東京都知事が公用車で別荘に通ったり、海外視察で贅沢三昧をしたり、公費横領とも言える数々の事を取り上げられている。それらの指摘に対して「知事として体調その他の態勢を万全に整えたいため」と言って直す意志なしとの姿勢を初動でとったため、世間で大きく叩かれた。ここにきてようやく改める発言が出てきたものの、次の選挙にはもう勝つことは難しいだろう。
現在都知事の
舛添要一は元学者のテレビタレントだったが、その前の
猪瀬直樹は作家のタレントで、2人とも知名度の高さで当選した。猪瀬は
収賄で、というより
収賄との指摘への対応ができてなく潰れていった。
猪瀬の前は
石原慎太郎氏で、これも作家でかつテレビタレント、弟は人気俳優、更に前は
青島幸男氏で、やはり作家でテレビタレントだった。特にカネをかけず
選挙カーで回らなくとも票を集められた。こう見てくると、人口1千万の世界有数の巨大都市東京都のトップには、お飾りとしての機能しか求められていないことが分かる。
青島都政の前は元役人の
鈴木俊一氏で、16年の長きに渡り都知事を務めた。更に遡ると
共産党の美濃部都政というものもあり、学費の無料化など左翼らしい政策で赤字を増やした。これらの時代はまだ東京は政治家の知事が求められていた。