保育園に落ちた都内に住む主婦が、悔しさのあまり「日本死ね」とはてなダイアリーに書き込んだことが、他の女性たちをも動かし、署名が急速に広がったり、国会前での抗議活動と、異常な状況に展開じている。
国会で野党の女性議員からこのことを追及された安倍総理は、「匿名の書き込みなんて相手できない」という意味の答弁で一蹴しようとしたが、この発言は保守側にとっては至極当たり前な考え方ではあっても、実は今の時代にはもう通用しなくなったのではないだろうか。匿名の女性はテレビ局の取材に対し、
「匿名がどうこうよりも、書き込みの中身をもっと吟味してほしい」
と言った。激しく同意するし、エポックメーキング的な発言になると思う。今後は、誰が言ったかというのではなく、何を言ったかという時代になる。