草分け中

試論や試案のサブサイト。メインは「状態の秘法」合知篇(深く)鼎道篇(広く)等

「本当に善い政治で歴史に残りそう」な党名

ツィッターの政治垢で日々思うのは、単に自公政権の悪辣非道ぶりを嘆いたり非難するだけであり、何も良くなっていないことである。 選挙に行こう。暴動起こそう。いや暴動は駄目だ。 ここで止まっている。 増税路線は変わらない。マイナンバーカードを保険や…

令和で日本は終わるか?

このブログは最初、コレクションでもある周期説をたくさん紹介していた。 PC画面の右側に今も列挙しているし、「草分け中 周期説」で検索しても出てくる。 しかし、世の人々はどうも周期説に関心が薄いようだったので、一通り記事をアップした後はそんなに触…

世の在り方に楯突いた中東の事件

本日初詣に行こうと思い近くの神社に行ったが、長蛇の列を成していて時間がかかりそうに見えた。 コロナが深刻な去年や一昨年はけっこう空いていたのだが。 それでも初詣に行く人の方が受験も結婚も叶っているような、統計上のデータを見た訳ではないがそん…

(鎌倉殿の13人) 現代が教わるべき政治力学

昨夜、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が終わった。 主人公の義時は決して有能な人間ではない。Wikipediaにも北条家に生まれなければ第2代執権になり得なかった凡庸な人とある。 最終回で三浦義村が俺の方が何もかも優秀だったのにと言っていたがその通りである…

来年は悪政を倒す年になるか?

岸田総理といえば“増税”。 今やそんなイメージが定着してきた。 一昔前は何でも検討止まりの“検討士”だったが、すっかり入れ替わった。 明石市の泉市長の7時間前のツィート 3.2万いいねがついている。 Yahooニュースも連日、岸田総理と増税の記事が続き、批…

ホルストの実験と知覚の仕組み

前回記事の関連で、私がリスペクトする人は誰かとなると、ドイツの行動生理学者、フォン・ホルストである。 サイバネティクスではウィーナーよりも上に見ている。下記のスライドにまとめた。 自我とは何かがこのスライドで見えてくる。スライドの赤ラインの…

「~の墓の隣り」を望む3人

古い順から書くと、まず中国史上の英雄の1人である曹操が挙げられる。 「唯才」をキーワードに各界の才能を集め、それは軍事に限らず政治や文芸、医術など多岐に渡り、三国志を面白くした。占領地域を従来のように略奪するのでなく開発育成して拡大したこと…

いろいろな制御回路について

平凡社「カラー生物百科」(1975)内のサイバネティクスのモデルの部分のみ抜粋してスライドを作成してみた。 スマホがなかった50年前と違い、縦型の画面にぴったり収まるサイズのモデル…ということを考えると、現代に蘇る意味がある気がしてくる。 考案者の数…

秘密の領域

秋にTwitterや各ブログに連載した「4コマ哲学史」の中でも、ハイデガーは一番の難所だった。 多忙な中で改めて原著や解説書を読む時間はないので、過去に読んだ書籍の読み直しでまとめることにした。 といってもハイデガー哲学の全てを4コマに収まり難いので…

スタグフレーション対策を考察

昨日の高橋洋一ちゃんねる 615回 英国トラスの経済政策が失敗した理由 減税ダメ増税だ!の日経は何も分かっていない - YouTube イギリスのスタグフレーション対策には増税も減税も駄目。ウクライナからの供給が戻るか、TPPに加盟するかしないと、という趣旨…

北条義時をユングで考察してみる

ドロドロな内ゲバを嫌気してか「鎌倉殿の13人」を話題にする人が少なくなった。 正面から視聴するだけではそうなるのも仕方ないが、自分の知識を活かして様々な角度から考察を加えてみると、新たな面が見えたりして少しは楽しむことができる。 今回は、スイ…

人間学の宇宙で未知の星系を知る

newstars from reigan_s

4コマ哲学史

スライドにまとめました。

(哲学史マンガ後編) マキャベリからサルトルまで

ツィッターに連載中の4コマ哲学史、第9話マキャベリから第16話サルトルまでまとめてます。 以上で16大哲学の4コマ漫画は終わりだが、これを何のために書いたか?というと理由がある。 なぜ、大哲学者は大哲学者と呼ばれるのか? 中小哲学者と何が違うのか? …

何が現れつつあるんだろう?🤔

今朝、明石市の泉市長のTwitterで価値観の大転換を迫る書き込みがあった。 福祉職など現場で働く非正規雇用を正規化し、中抜きを非正規化するという。 言うのは簡単だが、選挙で選ばれて公権を持つ市長が語ると重みが全然違い、しかも実行している。 さらに…

(4コマ漫画) ギリシャ哲学からカントまで

最近Twitterに投稿中の哲学系4コマ漫画をこちらにも貼り付けたい。 予備知識がなくても読めて、流れでギリシャ哲学からカントまで分かるように作った(つもりである)。

(鎌倉殿の13人) なぜ🤔争い合うのか?

毎週、見応えある大河ドラマ。 感想のやり取りはTwitterが中心なので本ブログが御無沙汰だったが、前半より後半の方が面白い。 もちろん後半も脚色が多い。 しかし、前半の義経サゲな脚色(政子膝枕や猟師瞬殺など)が多くの嫉妬深い視聴者に支持されていたの…

(鎌倉殿の13人) 景時は忠臣か佞臣か

梶原景時の最後は、この大河で一番視たかった箇所だが細かく描かれていて満足した。 脚本家の三谷氏は景時に同情的なためか中村獅童を当て、その最期のシーンも描かず解説で触れたのみにした。 しかし、往年の義経ファンからすれば景時は平家追討の一番の功…

(鎌倉殿の13人) トップ急逝後の右往左往は現代とダブる

非常に面白い回だったので久々に書きたくなった。 筆者はこの大河に初回から余りに辛口だったため、ヤフコメでも袋叩きにあったことは前に書いた(それでTwitterに逃れて同好の士を得たのは収穫だが)。 ・義経の(史実無視な)サゲ演出 ・曖昧な幕府設立経緯 ・…

次のシンゾウとなる政治家はいない

安倍元総理が亡くなった件、様々な意見がネット上に広がっているが、ここでは本ブログならではの話に絞って書いていきたい。 先ず、日本の首相になるには“派閥の長”か“政治家一家の血筋”か、あるいは“新しい方向性を提唱する人”の3タイプのうち、どれかに当…

体育会系(夏)、スピリッチュアル系(殷)、そしてネット民(周)

「史記」高祖本紀 巻末より“現代に例えられそうな箇所”を見つけたので、言い換えながら引用したい。 太史公曰く 夏(か)の政治は忠(質実重厚)であった。忠の弊害は、小人がややもすると粗野になることである。 現代に例えると体育会系の会社に当たる。出社す…

前職土木作業員の首相がいた?

本ブログでは、時々不思議なことを書くがご容赦願いたい。 子供の頃、応接間のソファで百科事典をよく読んでいた。 その「平凡社 百科事典1973年版」ハ行をめくっているうちに「敷設」という箇所に目が止まった。シキセツとは読まない。変換して出てくる通り…

中国大返し実現の舞台裏を考える

5月末から6月2日朝にかけて、Twitter上では“本能寺の変”関連記事で盛り上がった。 明智光秀役の書き込みが呟く度に、止める人や応援する人、家臣や家来の役になる人などが書き込み、筆者は主に足軽役となって京都への行軍中もずっと徳川家康を討つとばかり思…

(鎌倉殿の13人) 初期の幕府が不安定だった要因

OP前の秀衡と義経の再会場面は良かった。実際あんな感じなんだろう。 OP後、主人公の義時が奥州行きを頼朝に申し出る。そこからフィクションが始まる。 架空の死神、善児が出て来て、「良い仕事ができますよ」と付き添う展開。 盛り上がる視聴者が多いようだ…

(鎌倉殿の13人) 義経の方がマトモ

桁外れに強かった義経がなぜ短命だったのか? その答えを現代の通説は「戦の天才だが政治に疎かったから」とする。歴史学者の権威たちが唱え、後続の若手学者も三谷脚本も三谷ファンの視聴者もそう思っている。 こうして今年の大河はあんな義経になった。 上…

(鎌倉殿の13人) 問題児の令和版義経はこうして生まれた??

本日昼に書いた記事、義経と景時がぶつかった逆櫓論争はドラマ冒頭に描かれた。 後に“逆櫓の松”と呼ばれる大きな松の木の下ではなく、大雨が降っているので建物の中だった。付近の寺かもしれない。 そこで開かれた軍議の場で景時が提案した逆櫓を義経が一蹴…

(史跡探訪) 逆櫓の松と時代の変わり目

大阪市福島区内に、源義経と梶原景時がこの松の木の下で論争したという「逆櫓の松跡」という史跡がある。 残念ながら松の木はもう枯れてなくなっているものの、当時は立派な大きな海辺の松だったらしい。 地下鉄新福島駅のシンボルマークもこの松をモチーフ…

(鎌倉殿の13人) 義時はダースベイダーか?

義時が“ ダークサイド”に堕ちたと話題だ。 https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/7d4881a5fb81209d8825a345ea0d9f384d0df636&preview=auto 主君頼朝から試されるかのように次々と難しいミッションを下される今回の…

(鎌倉殿検証) 敵陣内に突如現れた70騎の恐怖

前回放送された「鎌倉殿の13人」 源義経が駆け下りた崖を 、合戦名となった西側の“一ノ谷”でもなく、有力な“鵯越”でもなく、あまり聞かない、ネットでも特に見当たらない「鉢伏山」とする新説(珍説?)を検証するために本日現地確認に行った。 過去にどちらも…

(鎌倉殿) 墨俣 宇治川 景時 鉢伏山 芭蕉

感想5点 【墨俣の地】 ・義経率いる先発隊が範頼の本軍をここで待っていた。 ・多少の戦もあったという。 ・過去には義経の兄義円が墨俣の合戦で平家と戦って散った。 ・戦国時代には木下秀吉が一夜城を築いたことで有名。 ・近くの関ヶ原も壬申の乱や南北朝…