今回から井伊直政が中心になった大河。
タイトルが直虎だから、もう少し直政を脇へずらしても良いと思う。15歳であそこまでは画策できないはずだ。童門冬二の作品では、直政を目立たせるよう、直虎の知恵で四神旗を鷹狩場にはためかせ目立たせたという。家康も井伊直虎への興味から直政を小姓に取り立てたとか。
そのいずれも脚本家は採用しなかった。直政の出世譚にするだけで直虎を脇へ置いて小姑役にしてしまった。
まあ面白ければ良いが。
昨夜のニュースを視ると、小池党首の記者会見で話す様子や歩く姿が多く流れ、安倍自民よりも希望の党が話題の数的には主導権を握った感じだった。
ところで前原代表の顔は左右非対象で、特に目の大きさが違い、人相学では心の中とオモテの言動との差が大きいとある。急な方針転換ではなく、ずっと前からこれを目論んでいたのではないかと思う。小池もタヌキ、前原もタヌキ、そして安倍は幼稚で純心だから、2人から依頼を受けた占い師が安倍に解散を持ち込み、唐突な解散を宣言した??
では希望の党に政権を託してよいか? 前回の民主党政権は本当に酷かったが、それは菅や野田をはじめとする素人たちが官僚に操られてああなった。異常な期間だった。今回は小池が明確に彼らを排除すると明言した。それは評価していい。
自民は安倍しかいない。次を託せる人材の育成ができていない。
逆に希望の党が全国に候補者を擁立して「自民vs希望」の構図を短期間でつくった功績は、まだまだ隠れた人材がいそうにも見える。
信玄の死には鉄砲による暗殺、病気など諸説あるが、今回脚本家は寿桂尼をあえて再登場させて敗者の霊による復讐を際立たせていた。
実際は違うと思うが、信玄が死んだ途端、あの強かった武田軍が総崩れしてしまったことは事実で、これにより井伊直虎の運命も確かに変わった。それだけ信玄個人の存在は大きい。
そんな組織が良くないことを明らかにするには、真逆の組織をまず書きたい。
現在、世界最強のアメリカ陸軍の戦闘チームの場合、個々の戦車に最新デジタル機器で指示命令を下す前に、その指示命令をできるだけ正確にするため、旅団長と幕僚の間で具体的に検討精査して最良のものに絞るという。
一方、精査しない指示命令を下す組織とは、北朝鮮がまさにそうだが1人のトップの思いつきを反論もなく聞き従う。それによって重臣を銃殺刑に処する。信玄も義信を処刑した。
いちおう武田24将というものが有名だが、それは弟の典厩信繁が健在だった時は信玄との作戦精査ができていて屈強な軍団だったが、典厩の死後はただのトップダウン式となり、信玄の死によって瓦解した。
現代の場合も、旅団長のようなトップは幕僚との作戦精査を詰めた上で最終案を決定すべきである。具体的に最良で簡潔明瞭な各指示命令を下してこそ、強くなる。
精査のない非現実的な指示命令を行えば、旧来のルールとの軋轢が生まれ現場が混乱する。
昨夜の金曜プレミアムに出た「9マス将棋」は面白かった。
タテ3マス、ヨコ3マスの全9マスしかない盤の上で、基本的に3個ずつの駒で勝負する。初期設定は50通りあるらしい。奥は深いが短時間で勝負がつくのでテレビ中継的にも良い。
番組では4人の将棋好き芸能人がトーナメント戦を行い、30分で優勝(ザブングル加藤)が決まった。
初戦は神木とつるの。王と飛車のみ4駒が盤上に向き合い、歩のみそれぞれ手持ちとなる。
この組み合わせ、どうも既視感がある?
そう、飛車を長距離ミサイルに見立てれば、王がトランプと金正恩、歩が国民となり、まさに現代の戦争そのものである。
先手のつるのは先ず自分の飛車で相手の飛車を取った。これはミサイルで相手のミサイル基地を撃つも同然。すると神木は王で飛車を取った。これは敵の攻撃をきっかけにこちらも戦争を起こしたとなる。
ネット上では9マス将棋を知らない人たちが先手有利と盛んに書き込んだが、実はそうとも言えず、むしろ後手の方が有利らしい。この勝負ではつるのが誤って駒を置き神木が勝った。
金正恩もミサイル発射後のシミュレーションを立てておかないといけないことは確かだが、果たして。
前回が占いの話題だったのでこの話を続ける。
毎年9月は、翌年の傾向が最初に現れ始めると思っている。例えば福山雅治の婚約発表も9月で、それまで誰もが一生彼は独身と思い込んでいたのが初めて崩れた。その後は次々と、誰もが健全と思っていたベッキーの不倫やら、仲良しだったはずのSMAP解散やら、いわゆる文春砲が炸裂し続け、まさに「露見の年」と言っていい傾向が9月から現れた。
その後、次第に文春も飽きられて一時の勢いを失い、井上公造も思わせぶりなイニシャル使用が世間をイラつかせて嫌われるなど続くのだが、昨年9月は小池都知事が豊洲の疑惑を解明すると言い出して11月の移転は中止(その後この話題がなぜか消えて注目度が低くなった)。女性の活躍自体は9月ドラマの新垣結衣の再ブレイク、蓮舫や稲田、直虎など盛り上がってくるのだが、今年の9月になってやはり新しい傾向が現れてきた。それが、今井議員や山尾議員、斎藤由貴など一連の醜聞である。
意味するものが何かは年末にかけて次第に分かると思うが、今のところこれらの共通点から類推する特徴として、次のことが挙げられる。
①3人とも、才色兼備の年増の大物であり伸び盛りで得意げだった。
②3人とも、天狗の鼻柱を折られたどころか再起不能になった。
③3人とも、関与した相手の男は弁護士、議員、医者など立場は低くなかった。
④3人とも、関与した男たちの方もゲスぶりが露呈して再起不能になった。
2018年は、今後も得意げな女性が次々と退場するのか? 蓮舫や稲田も退場済み。小池もあり得る。そして2018年は、医者や弁護士、議員の男性がしくじっていくのか?
では代わりに何が台頭するのか?
安倍総理の衆院解散について、国中が「なぜ今?」となっている。
そんな時は占い師を疑ってみるのだが、「安倍 占い」で検索しても古い記事ばかり出た。夫人に負けず劣らず、ブレーンの中に占い師は何人か確かにいるようだが、最近の記事ではない。
つまり現時点で安倍総理が占い師の言葉を信じて衆院解散に打って出たという見方は無い(か少ない)。
しかし、大きな賭けに出る時は明智光秀も御みくじを引いたものである。彼は1回目に凶が出たので引き直し、3回目でやっと吉が出て本能寺襲撃を決意したという。
たぶん安倍総理は3回占って3回とも大吉が出たのだろう。そんな結果が先ずあって、解散理由は後からつける。そうだ、どうせ勝つなら消費税10%を盛り込もうと。
街頭インタビューでも今なぜ選挙か?と真顔でいぶかしがる声ばかりだった。
野党が弱いので勝つとは思うが、もし負けたら恥どころか終わりだ。
占い師も勝つと思ったから大吉と言い、勝てば自分の株が上がり報酬も得られる。